【7月12日 CGTN Japanese】7月11日は中国で18回目となる「航海の日」です。11日午前、台湾海峡初の大型巡視・救助船「海巡06」が福建省平潭県で正式に就役しました。

「海巡06」は全長128メートル、型幅16メートル、型深さ7.9メートル、満載排水量約6600トン、最高航行速度23ノット、航続力1万カイリで、武昌船舶重工集団有限公司が建造しました。南極と北極を除く世界のほとんどの海域での活動機能を持ち、主に海上パトロールや緊急救助活動などの任務を執行できます。

「海巡06」は北斗ナビゲーションシステムやGPSシステムを搭載し、ネットデータセンターも設置されています。レベル9の海況(波の高さやうねりなどの度合い)下で巡航でき、レベル7の海況下で海事の法執行活動を実施できます。また、ヘリコプター格納庫やレーダー探査機、救命艇、医療救助設備などを備え、海上の緊急救助活動にも対応できます。

 福建省沿海では、年平均70万隻の船舶が各港を出入りし、旅客輸送量は2000万人余りで、貨物輸送量は約7億トンに上るということです。海上を船舶が頻繁に行き交う上、台風などの季節に船舶が見舞われる緊迫事態が多発し、全国の約1割を占めているということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News