【7月11日 AFP】米女子バスケットボール(WNBA)のオールスターゲームが10日に行われ、薬物疑惑により今もロシアで拘束中のブリトニー・グライナー(Brittney Griner)選手をサポートする姿勢をリーグが示した。

 WNBAで2回の得点王に輝き、オールスターにも8回出場しているグライナー選手は、試合の名誉スターターに選ばれ、さらにイニシャルと背番号42がコートに描かれた。

 グライナー選手は違法薬物所持の疑いで2月にロシアで拘束された。前週7日には有罪を認め、禁錮10年を科される可能性がある。

 WNBAのキャシー・エンゲルバート(Cathy Engelbert)コミッショナーは、「今このときも、われわれはブリトニー・グライナーのことを思っている」と話し、「彼女のことは今もわれわれにとって大きな優先事項で、全面サポートを続けていく。できる限り早く、安全な帰国を実現することに全力を注いでいる」と続けた。

 試合後半には、グライナー選手の名前が背中に、背番号が胸と背中に刻まれた黒とオレンジのユニホームに全員が着替えた。エンゲルバート氏は「彼女は常にわれわれと一緒だし、この週末も思いは彼女とともにある」とコメントした。(c)AFP