【7月11日 AFP】英国のボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相の辞任が決まったことに伴う与党・保守党党首選に、リズ・トラス(Liz Truss)外相(46)が10日、出馬する意向を明らかにした。その結果、首相の後任候補は11人となった。

 トラス氏に先立ち、ペニー・モーダント(Penny Mordaunt)前国防相(49)も出馬を表明した。

 リシ・スナク(Rishi Sunak)財務相とサジド・ジャビド(Sajid Javid)保健・社会福祉相が5日夜に辞任したのを受け、政権幹部数十人が後に続き、ジョンソン氏の退任につながった。スナク、ジャビド両氏も共に後継者争いに名乗りを上げている。

 ジョンソン氏は3年の任期中、スキャンダルや欧州連合(EU)からの離脱、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)などに直面してきた。同氏は、次期党首が選出されるまでは党首の座にとどまる意向を示している。

 2019年の保守党党首選の決選投票でジョンソン氏に敗れたジェレミー・ハント(Jeremy Hunt)元外相も9日、再度の出馬を表明。5日に財務相に就任したばかりのナディム・ザハウィ(Nadhim Zahawi)氏と、グラント・シャップス(Grant Shapps)運輸相も参戦する。

 このほか、EU離脱(ブレグジット、Brexit)推進派のスエラ・ブレイバマン(Suella BRAVERMAN)法務長官、ケミ・ベイドノック(Kemi Badenoch)前平等担当相、保守党下院議員のトム・トゥゲンハート(Tom Tugendhat)氏とレーマン・チシュティ(Rehman Chishti)氏も出馬を表明した。

 一方、ベン・ウォレス(Ben Wallace)国防相は9日、同僚や家族と話し合った結果、出馬しない意向を示した。

 英国は高インフレに見舞われ、生活費も高騰。景気が減速する中、相対的に高水準の税率が重しになっており、党首選でも税制をめぐる姿勢が争点の一つになっている。

 党首選については、保守党議員が11日、今後の日程など詳細を決める。報道によると、12日夜に候補者の登録が締め切られる見通し。(c)AFP/Joe JACKSON