【7月10日 AFP】10日に行われるテニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)の男子シングルス決勝で激突するノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)とニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)が、試合後に勝者のおごりで夕食をともにする約束を交わした。

 期待の大一番で、ジョコビッチは通算7回目、キリオスは初めてのウィンブルドン制覇を目指す。報道によると両選手は練習で顔を合わせ、その後にSNS上で会話を始めた。

 ジョコビッチが「君について何かいいことを言うのに5年かかった」と話しかけると、キリオスは「だけど、大事なところでは自分も擁護しただろう」と返答。「そうだね、感謝している」と返したジョコビッチに、キリオスは「じゃあもう友だちでいいか?」と尋ねた。

 それからジョコビッチが会わないかと呼びかけ、「お酒か、ディナーに誘ってくれたら付き合うよ。ちなみに支払いをするのは明日の勝者だ」と話し、キリオスが「乗った。ナイトクラブへ行って羽目を外そう」と答えた。

 最後のコメントは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)中にジョコビッチが母国ベオグラードのナイトクラブへ行き、上半身裸で踊っている映像が流出したことを指している可能性がある。このときのキリオスは、ジョコビッチが問題続出のアドリア・ツアー(Adria Tour)を主催したことを痛烈に批判していた。

 しかしながら一転してキリオスは、ジョコビッチがコロナワクチンの接種状況によって今年1月にオーストラリアから送還された際には、数少ない選手の一人としてジョコビッチを支持していた。(c)AFP