【7月7日 AFP】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン(Taliban)の元最高指導者オマル師(Mullah Omar)が2001年9月の米同時多発後に米軍の標的になった際に逃走に使ったとされる乗用車が、隠されていた地中から約20年ぶりに掘り出された。

 白い乗用車は、南部ザブール(Zabul)州の村で、当時のタリバン戦闘員によってオマル師に関連した記念物として埋められた。タリバン当局者が今週、発掘を命じたもので、同州幹部は「フロント部分が少し損傷しているものの、状態は良好だ」と語った。

 同幹部によると、タリバンは首都カブールの国立博物館で、この乗用車を「重要な歴史的な記念物」として展示したい意向という。(c)AFP