【7月7日 AFP】英情報局保安部(MI5)と米連邦捜査局(FBI)の両長官は6日、ロンドンで講演し、中国が西側諸国で行う知的財産を狙ったスパイ行為について警告した。両組織のトップがそろって、こうした呼び掛けを行うのは異例。

 MI5のケン・マッカラム(Ken McCallum)長官とFBIのクリス・レイ(Chris Wray)長官は経済関係者らを前に、中国によるスパイ行為の脅威は米英両国にとって最重課題であり、その脅威は今後も増大する一方だと述べた。

 マッカラム長官はこの中で、「現在では2018年と比較して7倍の捜査を行っている」と述べ、MI5が中国に関連した活動を大幅に拡大していると明らかにした。

 その上で「今後も同様の拡大方針であり、ロシアやイランの水面下の脅威に対しても踏み込んだ取り組みを維持していく」と強調した。

 レイ長官は、中国の脅威は米英両国のみならず、他の同盟諸国に対しても「複雑かつ永続的で広範囲に及ぶ危険」を及ぼすものだとの見方を示した。

 さらに両氏は、中国が自国の領土と見なす台湾に侵攻する可能性に触れ、国際的な商業・産業活動に大規模な混乱を引き起こす恐れがあると警告した。(c)AFP