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木星(最後方)と四大衛星「ガリレオ衛星」の合成写真。公転軌道が木星に近い順にイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストと並んでいる。米航空宇宙局(NASA)のボイジャー1号探査機撮影(1979年3月撮影)。(c)AFP/NASA
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木星の表面に見える巨大嵐「大赤斑」と、四大衛星(上から)イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストの合成画像。これらの衛星は、17世紀イタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイが1610年に発見したことから「ガリレオ衛星」と呼ばれる(1997年11月18日公開)。(c)AFP/NASA
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木星の四大衛星「ガリレオ衛星」の合成画像。(左から)木星から近い順に「イオ」「エウロパ」「ガニメデ」「カリスト」。米航空宇宙局(NASA)の木星探査機ガリレオが撮影(1998年5月8日公開)。(c)AFP/NASA
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米航空宇宙局(NASA)の木星探査機ガリレオが撮影した、木星の衛星イオのフルカラー画像(1999年8月27日公開)。(c) NASA FILES / NASA/JPL / AFP
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木星の衛星イオの内部構造を示した想像図。地球の月とほぼ同じ大きさで、中心に金属(鉄、ニッケル)の核(図の灰色部分)がある。核を取り巻く岩石(ケイ酸塩鉱物)層(茶色)は表面まで及んでいる(1997年12月16日公開)。(c)AFP/JPL/NASA
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米航空宇宙局(NASA)の木星探査機ガリレオが撮影した、木星の衛星イオにある火山周囲の独特な色の領域。太陽系で火山活動が最も盛んな天体として知られるイオでは、木星と他の大型衛星の重力による潮汐加熱で火山噴火がほぼ絶え間なく起きている。写真は「キュラン・パテラ」火山(2002年12月18日提供)。(c)AFP/NASA
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木星の衛星イオの「キュラン・パテラ」火山の中心部。中央カルデラ(画像中央上部)から四方に溶岩流が流れ出している。カルデラの周囲に広がる赤色物質は、ガス噴流から堆積した硫黄化合物と考えられている。米航空宇宙局(NASA)の木星探査機ガリレオが撮影(1999年11月25日撮影、2000年5月18日公開)。(c)AFP/NASA
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米航空宇宙局(NASA)の木星探査機ガリレオが撮影した、木星の衛星イオの火山噴煙。衛星の左周縁部(右上の拡大写真)と中央の明暗境界線付近(右下拡大写真)の2か所に噴煙が見られ、高さはそれぞれ140キロと75キロ。中央のプロメテウス火山の噴煙は、18年前の1979年にボイジャー1号が撮影した画像にも写っていた(1997年7月28日公開)。(c)AFP/NASA
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木星の衛星イオにある活火山「プロメテウス」の一部を捉えた高解像度画像(写真上)。下は以前撮影されたカラー画像に重ね合わせたもの。黒い溶岩流と火山性カルデラが見え、周囲には、表面に奇妙な凹凸のある、硫黄を多く含む「雪」に覆われた領域が広がっている(1999年10月10日撮影)。(c)AFP PHOTO / NASA/JPL/University of Arizona
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木星の衛星イオの表面から約100キロ上空にまで達している、マスビ火山の噴煙。噴煙中の微粒子による光の散乱で青色に見える。米航空宇宙局(NASA)の木星探査機ガリレオが1999年7月に撮影(1999年10月8日公開)。(c)AFP/NASA
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木星の衛星イオにある火山活動が活発な「ピラン・パテラ」地域。1997年4月(左)~1999年7月(右)の間の変化を捉えた画像。中央は大規模噴火が発生した後の1997年9月に撮影された画像で、右上に暗色の巨大な火山性堆積物が形成されている。探査機ガリレオが撮影(1999年10月8日公開)。(c)AFP/NASA
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木星の衛星イオにある「ピラン・パテラ火山」上空で明るい青色に見えている、高さ約130キロの火山噴煙(最上部)の高画質写真。米航空宇宙局(NASA)の木星探査機ガリレオが撮影(1999年7月3日撮影、2007年12月3日取得)。(c)AFP/NASA/JPL/Michael BENSON
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木星の火山衛星イオにある「ザル・パテラ」地域の白黒カラー合成画像。中央上部には黒色の流出物が特徴的なカルデラ(噴火口)があり、画像中央すぐ上から右側にかけての赤色物質は、表面に溶岩が噴出している領域に関連。その他、高さ約2000メートルの高原や4000メートル超の山がある(1999年7月3日・11月25日撮影、2000年3月6日公開)。(c)AFP/NASA
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木星の衛星イオの火山性凹地「ツパン・パテラ」。直径約75キロで、高さ約900メートルの断崖に囲まれた内部には、黒い溶岩が見える。中央に広がる赤い領域は、火口から噴出した硫黄ガスが凝結した堆積物で覆われていると考えられる(2001年10月撮影、同12月10日公開)。(c)AFP/NASA
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米航空宇宙局(NASA)の木星探査機ガリレオが捉えた、木星の衛星イオの活発な火山活動。巨大な火山性凹地(カルデラ)が連なる「トゥワシュトラ・カテナ」では、1999年11月に噴火が起きた(2000年2月22日撮影、同6月8日取得)。(c)AFP/NASA
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木星の氷衛星エウロパの表面を捉えたカラー画像。米航空宇宙局(NASA)の木星探査機ガリレオが1990年代に撮影した画像を再加工して構成。細長い線状の割れ目と隆起部が表面を縦横に走り、それを分断するように、氷殻が割れて再凍結した地形が広がる(2014年11月22日提供)。(c)AFP PHOTO HANDOUT-NASA/JPL-Caltech/SETI Institute
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木星の衛星エウロパの内部構造を示した想像図。中心に金属(鉄、ニッケル)の核(図の灰色部分)があり、核を岩石層(茶色)が取り巻いている。岩石層の上に、液体や氷の状態にある水の層(青色と白色)がある(1997年12月16日公開)。(c)AFP/JPL/NASA
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木星の氷衛星エウロパの地表断面を、最新の仮説に基づき描いたイラスト。右上は木星、中央奥は木星最大の衛星イオ。仮説によれば、エウロパの表面を覆う氷の下にある液体の海から塩化物が吹き出し、凍結した表面に到達。そこで塩化物は、イオの火山から噴出する硫黄にさらされる(2013年3月6日取得)。(c)AFP PHOTO / NASA/JPL-Caltech/
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木星の衛星エウロパの表面から噴出していると思われる水蒸気(時計7時に当たる付近)の合成画像。氷で覆われた表面の下には、地球の2倍に及ぶ規模の巨大な、塩分を含む海が存在すると考えられている(2016年9月26日提供)。(c)AFP/NASA, ESA, W. Sparks (STScI), and the USGS Astrogeology Science Center
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木星の衛星エウロパにある、斑状(暗色で大きな斑点だらけの)地形が特徴的な地域の合成画像。斑状地形は、明色の氷殻が割れて分離し、下層の暗色の物質が露出することに起因する。年代的に最も新しい地質活動を示すものだ。探査機ガリレオが撮影(1997年11月6日撮影、12月16日公開)。(c)AFP/NASA
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木星の衛星エウロパの表面を覆う氷殻が割れ、幅13キロ以下の板状に分離しているのを捉えた画像。氷板は新しい位置に「漂流」しており、地球の極地海で流氷が分裂する「春の解氷」に似ている。こうした氷板は、氷層に覆われた水や表面近くの軟氷によって移動できたことを示唆している(1997年4月9日公開)。(c)AFP/NASA
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木星の衛星エウロパにある、直径約26キロの衝突クレーター「プール (Pwyll)」。衝突によって放出された物質は、氷の表面に数百キロにわたり飛び散っている。探査機ガリレオが1万2000キロの距離から撮影(1997年2月20日撮影)。(c)AFP PHOTO NASA/The Jet Propulsion Laboratory
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木星の衛星エウロパのコナマラ領域にある、表面が変形・崩壊した薄い氷殻の一部。表面の色は氷の構造と関連性があり、白と青は、約1000キロ南にある大型の衝突クレーター「プール」の形成時に放出された氷の細かい粒子が降り積もった範囲(1997年2月20日撮影、12月16日公開)。(c)AFP/NASA
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ガリレオ探査機が撮影した、木星の衛星エウロパのコナマラ領域に見られるカオス地形。画像の左半分と右端にある高く盛り上がった氷板には、縁に沿って断崖が続いている(1998年3月2日公開)。(c)AFP/NASA
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ガリレオ探査機が撮影した、木星の衛星エウロパのコナマラ領域に見られるカオス地形。表面の氷が割れて多数の氷板に分かれ、水平移動・回転している。各氷板は地形的に低い基質に囲まれている。基質は水や軟氷、温度が高く流動する氷として配置された可能性があり、表面下から湧き上がった(1998年3月2日公開)。(c)AFP/NASA
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ガリレオ探査機が撮影した、木星の衛星エウロパの高解像度画像。右下隅の暗色で比較的平坦な領域は面積約30平方キロ、温度の高い氷が下から湧出した場所とみられる。左から上へ走る稜線(りょうせん)は幅約5キロ、中央の谷の両側に盛り上がった2本の周縁部がある。画像左側を縦に走る稜線より上にあり、形成年代が若いと考えられる(1998年3月2日公開)。(c)AFP PHOTO/NASA
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木星の衛星エウロパの氷に覆われた表面の近接写真。縦横に走る帯状の隆起域の間に、直径3~4キロの平たんな領域(写真中央左)と起伏の多い地形(中央右)が見える。米航空宇宙局(NASA)の木星探査機ガリレオが撮影(1996年12月20日撮影、1997年4月9日公開)。(c)AFP PHOTO/The Jet Propulsion Lab/NASA
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米航空宇宙局(NASA)の探査機ガリレオが撮影した、木星の衛星エウロパの表面に見られる「レンティキュラ」と呼ばれる斑状地形。底部からより高温の氷が浮上し、表面近くのより低温の氷が沈下するように、氷殻が激しく動いている可能性があることを示唆している(2002年10月31日取得)。(c)AFP/NASA
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木星の氷衛星エウロパの表面地形を捉えた高解像度画像。細かい溝や二重稜線(りょうせん)が網の目のように交差している。米航空宇宙局(NASA)の無人探査機ジュノーに搭載の恒星参照ユニット(SRU)カメラで、フライバイ(接近通過)時に約412キロの距離から撮影(2022年9月29日撮影、10月6日公開)。(c)NASA/JPL-Caltech/SwRI
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木星最大の衛星ガニメデ。米航空宇宙局(NASA)の無人探査機ニュー・ホライズンズに搭載の望遠撮像装置LORRIを用いて、350万キロの距離から撮影(2007年3月1日提供)。(c)AFP/NASA
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木星最大の衛星ガニメデの内部構造を描いた想像図。ケーキのような層構造の外層は主に氷と塩水の海で、深部にはより高密度の岩石マントルがあり、その下の中心部には鉄の核がある(2022年10月7日取得)。(c)NASA, ESA, and A. Feild (STScI)
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木星の衛星ガニメデのマリウス地域に見られる溝地形「エルク溝」(写真中央)と、その南端を東西に横切る「シッパル溝」。さまざまな大きさの溝は、氷に覆われた表面が地殻変動力によって引き裂かれた際に形成された可能性が高い(1998年7月15日公開)。(c)AFP/NASA
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木星の衛星ガニメデに見られる溝地形「シッパル溝」の一部。全長約55キロ、幅17~20キロの陥没地形(カルデラ)の内部に、氷火山からの噴出物の流れとみられる舌状台地がある。探査機ガリレオが撮影(1998年7月15日公開)。(c)AFP/NASA
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木星の衛星ガニメデの北極付近にある明色の溝地形に位置する、形成されて間もない二つの衝突クレーター、「グラ」(写真上、直径38キロ)と「アケロオス」(直径32キロ、1998年7月15日公開)。(c)AFP/NASA
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木星の衛星ガニメデにある、鎖状に連なった13個のクレーター「エンキカテナ」。木星に接近し、重力で砕かれた彗星の破片が、ガニメデに続けざまに衝突して形成された可能性が高い。米航空宇宙局(NASA)の木星探査機ガリレオが撮影(1998年7月15日公開)。(c)AFP/NASA
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木星の衛星ガニメデの多様な地形形態の多くが見られる「ニコルソン地域」と「アルベラ溝」の領域を捉えた画像。米航空宇宙局(NASA)の木星探査機ガリレオが撮影。ガニメデ内部には、溶解した核によって温められた塩水の海があると考えられている(2000年12月17日公開)。(c)AFP/NASA
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木星の衛星ガニメデの「ウルク溝」にある、古い地形と新しい地形が混在する領域。写真左上に見える、クレーターの多い穴だらけの古い地形の上を横切るように、より形成年代の若い線状の構造がある。中央やや右下の明白色の円は、大型の衝突クレーター。探査機ガリレオが撮影(1996年6月27日撮影、7月10日公開)。(c)AFP/NASA
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木星の衛星ガニメデにある、形成年代が数十億年前にさかのぼる古代の衝突クレーター群。写真下端には直径19キロのクレーターが半分見えている。米航空宇宙局(NASA)の木星探査機ガリレオが撮影(1996年6月27日撮影、7月10日公開)。(c)AFP/JPL/NASA
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巨大ガス惑星の木星を公転する衛星ガニメデの想像図。太陽系の衛星で唯一、磁場を持つことが知られている。磁場の影響で生じるオーロラの揺れ動きを、ハッブル宇宙望遠鏡で測定した結果、表面の氷層下に塩水の海が存在する証拠が得られた(2015年3月12日提供)。(c)AFP PHOTO HANDOUT-NASA/ESA
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木星の衛星カリストの全体像を捉えたカラー画像。暗黒色の表面は、天体衝突の長い歴史を物語る明白色のクレーターで覆われている。白い領域は主に氷で、黒い領域は浸食が進行した、氷をほとんど含まない物質と考えられている。ガリレオ探査機が2001年5月に撮影(2001年8月22日公開)。(c)AFP/NASA
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木星の衛星カリストの内部構造を表す想像図。内部はほぼ同量の氷と岩石の比較的均一な混合物で、表面を覆う氷層は下位層と異なると菅らえられることを示すため、白色で表示(1997年12月16日公開)。(c)AFP/JPL/NASA
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木星の衛星カリストのクレーターに覆われた表面。同じ木星の衛星エウロパと同様、表面の氷殻の下に液体の海が存在する可能性があると考えられている。米航空宇宙局(NASA)の木星探査機ガリレオが撮影(1998年10月13日公開)。(c)AFP/NASA
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木星の衛星カリストにある二つの大型クレーター(写真右側)。内部にある大規模な崩落堆積物が確認できる(1997年9月16日撮影、12月10日公開)。(c)AFP/NASA
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木星の衛星カリストにある、とがった氷のこぶで覆われた領域(挿入写真上)。巨大な「アスガード衝突盆地」の南に位置するこぶ状地形で、木星の他の衛星では類を見ない。高さ約80~100メートルのこぶは、表面浸食の進行に伴い消失し、写真下のような状況になる可能性が高い。ガリレオ探査機が2001年5月に撮影(2001年8月22日公開)。(c)AFP/NASA
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