【7月6日 AFP】ロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)前大統領は6日、オランダ・ハーグ(Hague)の国際刑事裁判所(ICC)でロシアがウクライナで及んだとされる犯罪で処罰される可能性に触れ、核戦争の恐れに言及した。

 現在は安全保障会議の副議長を務めるメドベージェフ氏はテレグラム(Telegram)を通じて、「最大の核兵器保有数を誇る国(ロシア)を罰するとの考え自体がばかげている」とし、「人類存続の危機を潜在的に生み出すものだ」と警告した。

 メドベージェフ氏は、米国は自らが関与して世界各地で2000万人の死をもたらした戦争で罰を受けていないにもかかわらず、ロシアを訴追する動きを主導していると非難した。

 さらに「米国の歴史全体が、先住民族の抑圧に始まり、せん滅を狙った血にまみれた戦争そのものだ」と主張した。(c)AFP