【7月6日 AFP】ロシアのセルゲイ・ショイグ(Sergei Shoigu)国防相は5日、西側諸国がウクライナに供与している武器の一部が中東で出回り、闇市場にも流出していると主張した。

 テレビ放映された演説で、ショイグ氏は「ウクライナの紛争を長引かせるために、西側諸国はウクライナの政権に大規模な武器供給を続けている」と批判。ウクライナはこれまでに2万8000トン以上の軍備を受け取っており、その一部が「中東地域中に広まり、闇市場にも出ている」と述べたものの、裏付けとなる詳細は明らかにしなかった。

 またショイグ氏は、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が設定した目標を達成するまで、ロシアはウクライナにおける「特別軍事作戦」を継続すると宣言した。

 ロシア軍は前日4日には、ウクライナ東部ルガンスク(Lugansk)州の要衝リシチャンスク(Lysychansk)を制圧。プーチン氏は自国軍に対し、同州を含む東部ドンバス(Donbas)地方でさらに攻勢を強めるよう命じていた。(c)AFP