【7月3日 AFP】バドミントンのマレーシア・オープン(Petronas Malaysia Open 2022)は2日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第2シードの桃田賢斗(Kento Momota)は21-11、21-12でクンラビット・ビティサラン(Kunlavut Vitidsarn、タイ)を下し、決勝進出を決めた。

 元世界ランク1位の桃田は、2020年1月にマレーシアで交通事故に遭いキャリアを後退させており、ここのところ調子を落としていたものの、弾みのつく白星を挙げた。

 序盤から攻勢に出てクンラビットを寄せ付けず、正確なスマッシュやネットプレーを組み合わせてわずか42分で試合を決めた桃田は、「厳しい時期」を乗り越えて今年初となる決勝戦に駒を進め、喜びをあらわにした。

 試合後に桃田は「ミスをしないように、できるだけシャトルを相手の方に動かそうと心掛けた。厳しい時期を乗り越えて、この決勝まで勝ち上がれたのはうれしい。ずっと応援してくれている人たちのためにも頑張りたい」とコメントした。

 決勝では世界ランク1位で第1シードのヴィクター・アクセルセン(Viktor Axelsen、デンマーク)と対戦。アクセルセンは同日行われた準決勝でジョナタン・クリスティー(Jonatan Christie、インドネシア)を21-15、20-22、21-11で退けた。(c)AFP