【7月3日 CGTN Japanese】中国初のデスクトップOS開発者向けプラットフォーム「開放麒麟(open Kylin)」がこのほど正式にリリースされました。 同プラットフォームは国家工業情報安全発展研究センターなどが共同で開発したもので、独自の革新技術を持つオープンソースのデスクトップOSを構築するものです。

 OS(Operating System)はコンピューターの魂と呼ばれています。OSが木に実っている果実なら、それに養分を与える木の根が開発者プラットフォームです。近年、中国の国産OSは徐々に普及しつつありますが、一部のコア技術はまだ十分に進展しておらず、「開放麒麟」開発者プラットフォームはOSのソースコードを公開することで、より多くの開発者が国産のオープンソースOSの開発に共同で参加できるようにします。

 中国のデスクトップOS開発はスタートが遅く、ほとんどのコンピューターユーザーが海外製のOSを使用しているため、国家情報セキュリティーにある種の潜在的リスクが存在しています。「開放麒麟」の登場により、国産OSの革新的発展がさらに推進されるとみられています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News