【6月30日 CGTN Japanese】世界で最も幅が広い海峡に架設された鋼箱桁斜張橋となる、広東省(Guangdong)の深セン市(Shenzhen)と中山市(Zhongshan)を結ぶ高速道路の深中通路の中山大橋の橋梁部分が28日、中央部分で順調に連結されました。深中通路の建設が大きな進展を遂げたことになります。

 深中通路は全長が24キロで、香港と珠海、マカオを結ぶ港珠澳大橋に続き、もう一つの「橋、島、トンネル、水中相互接続」を一体化した世界レベルの海を越える交通ルートの総合プロジェクトです。橋梁部分は計約17.2キロで、中山大橋は本プロジェクトの重要な工事の一つです。メインスパンは580メートルで、東西に2つの主塔が設置され、双方向で8車線が設けられます。

 中山大橋の鋼箱桁は、現在のところ世界で最も幅が広い斜張橋の鋼箱桁であり、「積み木を組み立てる」ような工事の実施は一連の新しい挑戦であり、リスクもあったとのことです。

 設計チームは各建設参加部門と協力して議論と研究を重ね、比較と選択を繰り返した結果、最終的に「斜張橋ケーブルを事前に張ることと、主桁を段階ごとに溶接する技術」を採用し、技術上の難関を解決して多くの成果を収めました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News