【6月30日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)の女子シングルス1回戦でセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)を撃破したアルモニー・タン(Harmony Tan、フランス)が、29日に予定されていたダブルスの試合を棄権した。この判断に対してパートナーは「悲しくて残念で腹立たしい」と憤りを示している。

 28日にセレーナを破ったタンは、タマラ・コルパッチ(Tamara Korpatsch、ドイツ)とのペアで女子ダブルス1回戦に臨む予定だったが、大腿(だいたい)部のけがを理由に棄権した。

 これに対し、コルパッチはインスタグラム(Instagram)で「彼女からけさになってメッセージが送られてきた。試合開始の1時間前まで私をここで待たせておいて。私にとって四大大会(グランドスラム)で初めてのダブルスでプレーできなくなり、とても悲しくて残念であるとともにすごく腹立たしい」と投稿した。

「全くもってフェアじゃない。向こうが大会前にダブルスに出たいか聞いてきたからイエスと返した。頼んだのは私ではなく向こうの方。前日に3時間の試合をして疲弊しているようではプロとしては戦えない。それが私の意見」

 タンは7度のウィンブルドン優勝を誇るセレーナを破るのに3時間11分を要し、試合が終わったのは午後10時30分過ぎだった。(c)AFP