【6月29日 CGTN Japanese】このほど、江蘇省(Jiangsu)の劉振傲(Liu Zhenao)さんが清華大学(Tsinghua University)に合格したことが話題になっています。農村出身の劉さんの一番上の姉は重点大学、二番目の姉は同じく清華大学に入学していて、3人とも優秀だからです。

 子どもたちの勉学を支えるために、父親の劉同清(Liu Tongqing)さんは長年南方で出稼ぎをしており、母親の沈玉蓮(Shen Yulian)さんは家で3人の世話をしてきました。劉さんは「両親が私たちのために大変苦労しているのを見て、われわれはみな勉強に一生懸命だった」と話しています。

 一番上の姉は2013年に南京情報工学大学に入学し、二番目の姉は2014年に清華大学に入学しました。2人の姉から多大な支援を受けた劉さんは、「清華大学に受からなかったら恥ずかしい」と言います。

 母親は、自分はあまり教育を受けていなかったため、「子どもらに誠実で信用を重んじるしっかりした人間になるよう教えたくらいだった。勉強の面では子どもたち自身に任せていた。彼らが勉強を続けたければ、全てを尽くしてどんなに苦労してもサポートし頑張ることができる」と心境を語りました。一方、父親の劉同清さんは、「妻の支えがあってこそ、外で頑張ることができた。どんなに苦労してもやりがいがある」と話しています。

 劉さんはこれから清華大学工学物理学部に入り、低温プラズマの研究を目指しているということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News