【7月3日 CGTN Japanese】中国の国有石油会社、中国石油天然気(ペトロチャイナ)傘下の長慶油田の蘇東39-61ガス貯蔵庫が6月26日完成し、ガス注入が行われました。内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)で初の超大型天然ガス地下貯蔵庫です。

 長慶油田が建設したものとして最大のこのガス貯蔵庫は、内モンゴル自治区烏審旗に位置し、設計容積は22億3000万立方メートル、設計作業量は10億8000万立方メートルです。このガス貯蔵庫が完成し使用されることで、中国中西部地区ではピーク時におけるガスの供給能力が大幅に伸び、エネルギー安全保障と地域経済の発展推進に重要な役割を果たすと見込まれます。

 蘇東39-61ガス貯蔵庫は、従来のガス貯蔵庫とは異なり、注入ルートの切り替えと注入方式の転換をより迅速に完了でき、ピーク時における供給増加というガス貯蔵庫の優位性を最大限に発揮できます。3人家族が1日1立方メートルの天然ガスを使用するとすれば、今冬のガス使用のピーク時には、300万以上の世帯に連続的に安定してクリーンエネルギーを提供でき、ガス貯蔵庫の容量は、3人家族1億世帯への10日連続のガス供給を保障します。(c)CGTN Japanese/AFPBB News