【6月29日 CGTN Japanese】中国の石油大手・中国石油化工(シノペック)は28日、バイオジェット燃料の大量生産に成功したと発表しました。中国では初めてのことで、バイオジェット燃料の商用化に向けた大きな一歩となりました。

 バイオジェット燃料は使用済みの食用油や農業、林業の廃棄物など生物由来の原料でつくられた航空機用の燃料です。

 シノペックは2020年に中国初のバイオジェット燃料生産施設を建設しました。中国が自主開発した技術が生かされており、年間10万トンの加工能力を持ちます。人口1000万人級の都市で出される使用済み食用油の1年分を変換して再利用し、二酸化炭素の排出を約8万トン削減できるということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News