【6月29日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)は28日、女子シングルス1回戦が行われ、1年ぶりのシングルス復帰戦に臨んだセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は5-7、6-1、6-7(7-10)でノーシードのアルモニー・タン(Harmony Tan、フランス)に敗れ、初戦で姿を消した。

 直近では6年前の2016年にウィンブルドンのタイトルを獲得し、18年、19年には決勝に進出していたセレーナだったが、40歳となって迎えたこの日は、圧巻だった全盛期の姿にはほど遠く、序盤から精彩を欠いた。

 観客の声援を受けて入場したものの、第1セットを落とすと、続く第2セットは序盤にブレークを奪ってそのままセットカウント1-1のタイに戻したが、最終セットのサービングフォーザマッチを獲得できず。タイブレークは4-0とリードしたところからいきなり崩れて敗れ去った。

 3時間11分の戦いの中で、セレーナはウイナー61本を決めたが、アンフォーストエラーも54本あった。

 一方、勝利したタンは「今はとても感動している」と話し、「彼女はスーパースター。小さい頃はテレビで試合をよく見ていた」と続けた。

「初めてのウィンブルドンで、この結果はとにかく信じられない」

「組み合わせを見たときは本当に怖かった。彼女はものすごいレジェンド。1ゲームか、2ゲーム取れれば自分としては上出来だと思っていた」 (c)AFP/John WEAVER