【6月27日 AFP】バズ・ラーマン(Baz Luhrmann)監督の新作映画『エルヴィス(Elvis)』の公開初週末の北米興行収入が3050万ドル(約41億円)に上る見通しとなり、首位の座を維持している『トップガン マーヴェリック(Top Gun: Maverick)』に並んだ。エンターテインメント業界の調査会社エグジビター・リレーションズ(Exhibitor Relations)が26日、推計を公表した。

 ラーマン監督は『ムーラン・ルージュ(Moulin Rouge!)』や『華麗なるギャツビー(The Great Gatsby)』など絢爛(けんらん)豪華な映像で知られる。

 新作は3時間近い大作。調査会社フランチャイズ・エンターテインメント・リサーチ(Franchise Entertainment Research)の担当者は、音楽伝記映画としては平均の2倍近い売り上げを記録していると指摘した。

 歌手エルヴィス・プレスリー(Elvis Presley)役に若手俳優のオースティン・バトラー(Austin Butler)を抜てき。プレスリーを搾取するマネジャーをトム・ハンクス(Tom Hank)が演じるなど「リスクの高いキャスティング」ながら、観客と評論家から絶賛されているとしている。

『エルヴィス』とデッドヒートを演じている『トップガン』の公開5週目週末の推計興収は同じく3050万ドル。これまでの累計興収は北米でほぼ5億2200万ドル(約700億円)、世界興収は10億ドル(約1350億円)を突破し、今年最大のヒット作となった。(c)AFP