【6月27日 AFP】ロードレース世界選手権、第11戦オランダGPは26日、MotoGPクラスの決勝が行われ、ドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)のフランチェスコ・バニャイア(Francesco Bagnaia、イタリア)が優勝を果たした。

 総合首位につけるモンスターエナジー・ヤマハ(Monster Energy Yamaha)のファビオ・クアルタラロ(Fabio Quartararo、フランス)は転倒リタイアとなり、バニャイアにも再び年間優勝の可能性が生まれた。

 クアルタラロは2度の転倒を喫し、特に2度目の際にはハンドルを飛び越えて派手にクラッシュした。その後は自力で歩いてコースを出たが、ミスへの怒りから拳を振っていた。

 一方、直近2戦は完走できていなかったバニャイアは、トラブルに見舞われることなく今季3勝目。「過去2戦は勝負できたのに何も得られず難しかった。だからとてもうれしい」と喜んだ。

 ムーニーVR46レーシングチーム(Mooney VR46 Racing Team)のマルコ・ベッツェッキMarco Bezzecchi、イタリア)が2位に入り、イタリア勢にとっては素晴らしい一日となった。アプリリア(Aprilia)のマーベリック・ビニャーレス(Maverick Vinales、スペイン)が3位だった。

 総合首位に立つクアルタラロと、この日4位に終わったアプリリアのアレイシ・エスパルガロ(Aleix Espargaro、スペイン)の差は21ポイントとなった。MotoGPはここから夏の中断期間に突入する。(c)AFP