【6月25日 AFP】第19回世界水泳選手権(19th FINA World Championships)は24日、ハンガリー・ブダペストで7日目が行われ、競泳の女子800メートル自由形決勝では、ケイティ・レデッキー(Katie Ledecky、米国)が前人未到の5連覇を達成した。

 終始リードして優勝したレデッキーは、世界選手権女子最多となる22個目のメダルを手にした。8分8秒04を記録したレデッキーは、2位のキア・メルバートン(Kiah Melverton、オーストラリア)に10秒73差、3位のシモナ・クアダレッラ(Simona Quadarella、イタリア)に10秒96差をつけた。

 女子50メートルバタフライ決勝では、サラ・ショーストレム(Sarah Sjostrom、スウェーデン)が4連覇を成し遂げた。レデッキーに3個差となる世界選手権通算19個目のメダルを手にしたショーストレムは、バタフライではこれで9個目のメダル獲得。マイケル・フェルプス(Michael Phelps)氏が2001年から11年にかけて獲得した、同種目最多の10個のメダルにあと一つに迫った。

 男子100メートルバタフライ決勝では、地元ハンガリーのクリストフ・ミラーク(Kristof Milak)が今週2個目の金メダルを獲得し、ドナウ・アリーナ(Duna Arena)を沸かせた。

 男子50メートル自由形決勝では、ベンジャミン・プラウド(Benjamin Proud)が英国勢今大会初の金メダルを獲得し、女子200メートル背泳ぎでは五輪で3個金メダルを獲得しているカイリー・マッケオン(Kaylee McKeown、オーストラリア)が、世界選手権初優勝を果たした。

 混合4×100メートル自由形リレー決勝では、オーストラリアが2015年大会で米国が樹立した世界新記録を更新して優勝した。(c)AFP/Peter BERLIN