【6月22日 AFP】女子テニスのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が21日、イーストボーン国際(Rothesay International Eastbourne 2022)の女子ダブルスで約1年ぶりとなる公式戦に復帰し、勝利を収めた。試合後には、復帰はもう難しいのではないかと思ったこともあったと認めた。

 40歳となったセレーナは、オンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)とのペアでサラ・ソリベストルモ(Sara Sorribes Tormo、スペイン)/マリー・ボウスコバ(Marie Bouzkova、チェコ)組に2-6、6-3、13-11で勝利し、復帰戦を白星で飾った。

 昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)女子シングルス1回戦で脚を負傷し、涙の途中棄権をして以来ツアーを離脱していたセレーナは、その間にシングルスの世界ランキングも1204位にまで下降。前週に復帰を電撃発表する前は、数か月にわたって引退もささやかれていた。

 セレーナは、輝かしいキャリアの終了を覚悟したこともあったと認め、「復帰を疑ったこともあったか? それはもちろん。なかったと言えばうそになるけれど、今は体の感触も最高にいい」とコメントした。

 セレーナは27日に開幕するウィンブルドン女子シングルスのワイルドカード(主催者推薦)も得ており、過去7回優勝している同大会で、再び四大大会(グランドスラム)歴代最多タイの24勝目を目指す。(c)AFP