【6月21日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するフェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)は、今季第9戦カナダGP(Canadian Grand Prix 2022)を終えて強気の姿勢を崩さず、ドライバーズ選手権のタイトル奪取にも自信を示した。

 パワーユニット(PU)の交換による降格ペナルティーで、19日の決勝では最後列からスタートしたルクレールだが、最後は5位まで巻き返した。一方、レッドブル(Red Bull)のライバルであるマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は、今季6勝目を挙げた。

 総合争いで3位につけるルクレールは、首位に立つフェルスタッペンに49ポイント差をつけられているが、逆転が不可能だとは考えていない。

 ルクレールは「今季は信頼性が全員の懸念材料だ」と話しつつ、「それさえ修正できれば、巻き返せるパフォーマンスは持っている。だから、(次戦の)シルバーストーン(Silverstone Race Circuit、英国GP<British Grand Prix 2022>)からポイントを取り返せるように努力していく」と意気込んだ。

「49ポイント? 2回優勝すれば帳消しだ」

 一方のフェルスタッペンは、カナダGPでフェラーリのカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)を僅差の2位に抑えたが、レース後には相手のスピードが上回っていたと認めた。

 フェルスタッペンは「選手権はまだ先が長い。もちろん、ポイント差はかなりあるけれど、あっという間に形勢が逆転するのはこれまでも目撃しているし、それは皆分かっている」と気を引き締めていた。(c)AFP