【6月21日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)からスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に移籍したDFアントニオ・リュディガー(Antonio Rudiger)は、20日に行われた加入記者会見で、カルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督の存在が移籍の決め手になったと述べた。

 チェルシーとの契約延長を断り、4年契約で欧州王者レアルに加入した29歳のリュディガー。4月にアンチェロッティ監督と直接話し、移籍を決断したと明かした。

 レアルのトレーニング施設があるバルデベバス(Valdebebas)で会見に臨んだリュディガーは「アンチェロッティ監督と話したのが最も重要な瞬間だった。彼の下、このクラブでプレーしたいという決断を下したのもそのとき」とコメントした。

「私のことが欲しいということ、そして能力を信頼し、チームの大きな力になれると思っていると彼は言ってくれた。自分の年齢を考えるとそれで十分。結局のところ、移籍の決め手はアンチェロッティ監督だった。マドリード(レアル)では何も保証されていないということは常識。定位置を争わねばならないし、その準備はできている」

 また、FCバルセロナ(FC Barcelona)からも関心が寄せられていたと明かし、「レアルかゼロかだと兄弟には伝えた」と語った。

 ドイツ代表のリュディガーは新シーズン、レアルでエデル・ミリトン(Eder Militao)やダビド・アラバ(David Alaba)とCBのポジションを争うことになるが、アンチェロッティ監督はこの魅力的な3人を起用するために3バックに変更する可能性もある。(c)AFP/Tom ALLLNUTT