【6月21日 AFP】サッカーウェールズ代表監督のライアン・ギグス(Ryan Giggs)氏(48)が20日、辞任を発表した。

 暴行罪で起訴され、審理を控えているギグス氏は、自身の裁判によって「W杯カタール大会(2022 World Cup)に向けた国(ウェールズ)の準備に影響を与えたり、不安定な状態にしたり、脅かしたりしたくない」とコメントした。

 ギグス氏は2020年11月に逮捕され、2017年8月から2020年11月まで元恋人のケイト・グレビル(Kate Greville)さんに支配的および威圧的行為をした罪に問われている。

 また、グレビルさんに対する暴行罪と傷害罪、さらには2020年11月に英マンチェスターの自宅でグレビルさんの妹エマ(Emma Greville)さんに暴行を加えた罪でも起訴されているが、ギグス氏は否定し、全ての罪状に対して無罪を主張している。

 ギグス氏の逮捕後はアシスタントコーチを務めていたロバート・ページ(Robert Page)氏が代表を率いており、チームを1958年以来となるW杯に導いた。イングランド、米国、イランと同組になっている11月開幕のW杯でも、ページ氏がチームを指揮する。

 ギグス氏は将来的には監督業に復帰したいとの意向を明かしている。(c)AFP