【6月20日 AFP】19日に行われた22F1第9戦カナダGP(Canadian Grand Prix 2022)の決勝で3位となり、今季2度目の表彰台を獲得したメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)はレース後、「上機嫌」だと述べた。

 7度の総合優勝を誇るも、17日にはマシンが「走行不可能」だと漏らしていたハミルトンによれば、チームメートのジョージ・ラッセル(George Russell)を抑えて3位に入った今回の結果で若返ったという。

 前週に行われた第8戦のアゼルバイジャンGP(Azerbaijan Grand Prix 2022)決勝では、激しい背中の痛みでマシンから降りるのに苦労した37歳のハミルトンは「また若返ったような気分になれた」と話した。

 会場のサーキット・ジル・ビルヌーブ(Circuit Gilles Villeneuve)で「率直に言って上機嫌」と語ったハミルトンは、「今週を迎える上で、こういう結果になるとは思っていなかった。今年2度目の表彰台だし、とりわけグランプリで初勝利した場所だから、すごく特別に感じる」と続けた。

「ここモントリオールを愛している」

 2007年にモントリオールでキャリア初勝利を挙げたハミルトンは、カナダGPで最多タイとなる7度の優勝を果たしている。

 メルセデスのトト・ヴォルフ(Toto Wolff)代表は、ハミルトンとラッセルはレースの中で速さを示し、その走行は「別次元」だったと振り返った。

「今はとにかく、これまでと違うやり方でマシンを開発しなければいけないと思っている。さまざまな領域でしっかり対処できていなかったが、われわれは問題を認識している」

 マシンが揺れる「ポーポイズ」現象について、今週はかなり軽減されていたとハミルトンとラッセルは話した。(c)AFP