【6月19日 AFP】22F1第9戦カナダGP(Canadian Grand Prix 2022)は18日、予選が行われ、24時間前に「走行不可能」でキャリア最悪とマシンを批判したメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が4番手に入り、歓喜の笑顔を見せた。

 7度の総合優勝を誇り、2007年にF1初勝利を挙げたサーキット・ジル・ビルヌーブ(Circuit Gilles Villeneuve)で歴代最多タイとなる通算7度の優勝を飾っているハミルトンは、感触は「最高」だったとコメントした。

「とても満足している。4番手に入ったのは素晴らしい。4位で良い気持ちになったことはなかった。少なくともキャリア初期の2007年か2008年以降、長い間なかった」と話したハミルトンは、「そんな感じだ。正直に言ってとても良いよ」と続けた。

 2度の総合優勝を誇るアルピーヌ(Alpine)の40歳フェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が2番手に入り、レッドブル(Red Bull)の王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)とともにフロントローに入るなど、予測不能の結果をもたらした大雨とウエットコンディションは、ハミルトンとメルセデスにとって追い風となった。

「かなり気分がいい」と重ねてコメントしたハミルトンは、「本当に大変なシーズンが続いていて、きょうはあんなとてもタフな状況だったので、みんなが一生懸命に働いてくれてうれしい」とチームをねぎらった。

 前日チームメートのジョージ・ラッセル(George Russell)と差がついたため、夜通しで行われたマシンのセットアップ修正が調子や流れの劇的な変化につながったと話したハミルトンは、「あしたも全てがうまくいくように望んでいるし、最低でもポジションの維持を期待している。だがこのクルマだから、いろいろなことが必要になる」と続けた。(c)AFP