【6月18日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するフェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)は17日、パワーユニット(PU)の部品交換によるグリッド降格に直面し、今週末の第9戦カナダGP(Canadian Grand Prix 2022)での優勝の望みが薄くなった。

 サーキット・ジル・ビルヌーブ(Circuit Gilles Villeneuve)で行われたフリー走行2回目では、ドライバーズ選手権で首位に立つレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が1回目に続いてトップタイムを記録し、ルクレールが僅差で2位に入った。フェラーリはその直後、ルクレールのPUに新しいコントロール・エレクトロニクス(CE)を投入する意向を示した。

 24歳のモナコ人ドライバーであるルクレールは、今季すでに2度のエンジン不具合に見舞われており、今回の部品交換は規定の回数を超えるため、少なくとも10グリッド降格のペナルティーを受けることになる。

 チームはPUごと新しいものに交換する可能性も検討しているといい、ルクレールは「今のところ、それはまだ決まっていないが、自分にとってベストの状況ではない」とコメントした。

 総合争いではフェルスタッペンのチームメートであるセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が2位に続いており、ルクレールは4戦連続でポールポジションを獲得しているにもかかわらず、3位に後退している。(c)AFP/Tim COLLINGS