【6月18日 CGTN Japanese】近年、消費様式のアップグレードや人々の生活リズムのスピードアップにつれ、麻辣ザリガニや豚の角煮など定番料理のレトルト食品が人気を博しています。特に新型コロナウイルス感染症の流行以来、在宅勤務が一般化し、直接集まるのが難しくなるのに伴い、レトルト食品は中国人に新たな選択肢を与えました。今年の春節期間中、レトルト食品の販売量は前年より3倍増え、「メーデー」休暇中、ある電子商取引プラットフォームのレトルト食品の売上高は前年より80%以上も増え、小酥肉(シャオ・スー・ロウ=豚肉の衣揚げ)や焼き魚などが若者から最も好まれています。

 レトルト食品は今に始まったものではなく、加工食品の進化版です。最近、上海市や北京市などでは感染症対策のためにレストランの店内飲食が一時停止になり、学校も一時休校するなどにより、保護者は在宅でリモートワークをしながら子どもの世話もしなければなりません。こんな時、レトルト食品は大いに助かります。その種類は多く、エビ入り蒸しギョーザや焼きギョーザ、螺蛳粉(ルオシーフェン=タニシでだしを取ったスープビーフン)などほとんどの家庭料理をカバーしています。

 長い目で見れば、レトルト食品は電子商取引、オンラインエンターテインメント、オンライン教育、リモートワークなどと同様に、大いに注目され長期的に投資する価値のある新たな経済業態に成長していくとみられています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News