【6月17日 CGTN Japanese】財政部は15日、香港で2022年第1回の人民元建て国債75億元を発行し、市場では先を争って引き受けが相次ぎました。

 今回は機関投資家向けに、2022年第1回の人民元建て国債75億元が入札発行されました。内訳は固定2年物、固定3年物、固定5年物がそれぞれ25億元で、発行時の固定金利はそれぞれ2.44%、2.55%、2.75%です。

 計画では、2022年第2回の人民元建て国債50億元は8月に香港で発行されます。財政部はこれまで14年連続で香港で人民元建て国債を発行しており、香港の国際金融中心としての地位を揺るぎないものにしています。

 業界関係者は、「海外投資家が中国市場に投資する場合、取引のほとんどを香港で口座を開設するか、香港の金融機関を通して行う必要があり、そのため、香港の金融セクターや経済全体の発展に大きなサポートをもたらしている」と述べました。香港の人民元市場は人民元建て国債の継続的発行という状況の下で急速な発展を遂げ、預金規模は2009年の600億元(約1兆2000億円)から、今年は1兆959億元(約21兆9100億円)まで増加しました。香港の人民元市場の発展に伴い、人民元の国際化も絶えず推進されています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News