【6月17日 AFP】21-22NBAファイナル(7回戦制)は16日、米マサチューセッツ州ボストン(Boston)で第6戦が行われ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)は103-90でボストン・セルティックス(Boston Celtics)を破り、シリーズ戦績4勝2敗で通算7度目の優勝を飾った。

 ウォリアーズはステフェン・カリー(Stephen Curry)が再び見事な活躍を見せ、34得点、7アシスト、7リバウンドを記録して敵地TDガーデン(TD Garden)を静まらせると、ここ8シーズンで4度目のファイナル制覇を遂げた。

 試合後、自身4度目の優勝にして初のファイナルMVPも獲得したカリーは「チームを誇りに思う。この試合を素晴らしい仲間と戦えるのを毎日神に感謝している。特にこの3年間で自分たちが経験したことからすれば、それがすべてだ」とコメントした。

 この勝利は、わずか2シーズン前にはけが人や主力の離脱に苦しみながらリーグ最低成績を残していたウォリアーズが、NBAの頂点に戻る劇的な旅を完結させるものになった。

「シーズン当初は、今このコートにいるみんなを除けば誰も自分たちがここにいるとは思っていなかった。遠く離れていた」と話したカリーは「いつここに戻ってこられるかは分からないから、これを当たり前だと思わない」と続けた。

 またウォリアーズのスティーブ・カー(Steve Kerr)ヘッドコーチ(HC)は、指揮を執ったチームの4度目の優勝について「一番あり得ないことかもしれない。私はスーパースターたちに囲まれていて、そうしているといいことが起こるんだ」と、これまでで一番予想外だったと語った。

 ウォリアーズではアンドリュー・ウィギンス(Andrew Wiggins)が18得点、6リバウンド、4スティール、3ブロックと攻守にわたって活躍し、ベテランのクレイ・トンプソン(Klay Thompson)とドレイモンド・グリーン(Draymond Green)がそれぞれ12得点、ベンチスタートのジョーダン・プール(Jordan Poole)が15得点を記録した。

 一方、ジェイレン・ブラウン(Jaylen Brown)がチーム最多の34得点、アル・ホーフォード(Al Horford)が19得点を決めたセルティックスは、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)に屈した1984-85シーズンのファイナル以来となる、本拠地での敵チームの優勝を許した。(c)AFP