【6月17日 AFP】カナダ、メキシコ、米国の共催となる2026年サッカーW杯(2026 World Cup)で使用されるスタジアムが16日に発表され、メキシコ市のアステカ・スタジアム(Azteca Stadium)や、総工費約50億ドル(約6650億円)の米ロサンゼルスにあるSoFiスタジアム(SoFi Stadium)などが選出された。

 史上初の3か国共催となるこの大会は、48チーム制で行われる最初のW杯でもあり、テレビ中継されたニューヨークでの発表会では米国の11都市、メキシコの3都市、カナダの2都市で開催されると明かされた。

 米国の会場は全て米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)で使用されているスタジアムで、ニューヨーク・ジャイアンツ(New York Giants)の本拠地メットライフ・スタジアム(MetLife Stadium)や、ロサンゼルス・ラムズ(Los Angeles Rams)のホームで、今年のスーパーボウル(Super Bowl LVI)が行われたSoFiスタジアムも含まれている。

 メットライフ・スタジアムとSoFiスタジアムは、共に決勝の会場候補にも挙げられている。

 大会は大半が米国で行われ、試合数の内訳は同国が60試合、メキシコとカナダが10試合ずつとなっている。

 メキシコは1970年と1986年に単独でW杯を開催しており、2026年大会が3度目となる。異なる三つの大会で会場に選ばれるのはアステカ・スタジアムが初めてで、同国では他にグアダラハラ(Guadalajara)のエスタディオ・アクロン(Estadio Akron)、モンテレイ(Monterrey)のエスタディオBBVA(Estadio BBVA)が選出された。

 また、カナダからはバンクーバー(Vancouver)のBCプレイス・スタジアム(BC Place Stadium)とトロントのBMOフィールド(BMO Field)がW杯の会場に決まった。

 2026年W杯の開催都市とスタジアムは以下の通り。

■カナダ

バンクーバー/BCプレイス・スタジアム
トロント/BMOフィールド

■米国

シアトル(Seattle)/ルーメン・フィールド(Lumen Field
サンフランシスコ/リーバイス・スタジアム(Levi's Stadium
ロサンゼルス/SoFiスタジアム
カンザスシティー(Kansas City)/アローヘッド・スタジアム(Arrowhead Stadium
ダラス(Dallas)/AT&Tスタジアム(AT&T Stadium
アトランタ(Atlanta)/メルセデス・ベンツ・スタジアム(Mercedes-Benz Stadium
ヒューストン(Houston)/NRGスタジアム(NRG Stadium
ボストン(Boston)/ジレット・スタジアム(Gillette Stadium
フィラデルフィア(Philadelphia)/リンカーン・フィナンシャル・フィールド(Lincoln Financial Field
マイアミ/ハードロック・スタジアム(Hard Rock Stadium
ニューヨーク/メットライフ・スタジアム

■メキシコ

グアダラハラ/エスタディオ・アクロン
メキシコ市/アステカ・スタジアム
モンテレイ/エスタディオBBVA

(c)AFP