【6月16日 AFP】ウクライナ軍は15日、新たに供与されたフランス製自走榴弾(りゅうだん)砲カエサル(Caesar)のうち1両を公開し、ロシアが実効支配する地域に向け砲撃を行った。

 第55砲兵旅団所属の部隊は、詳細な場所を伏せた東部の前線で、迷彩柄に塗られたカエサルでぬかるんだ原野を進み、3発の榴弾を発射した。耳をつんざくような爆発音が響き、閃光(せんこう)が走った。

 軍将校は、非公表とする標的が38キロ圏内にあると説明した。

 フランス政府も出資する同国の防衛企業ネクスター(Nexter)が製造するカエサルは、最大射程40キロ超の155ミリ榴弾砲が6輪トラックの車台に据え付けられている。(c)AFP