【6月16日 AFP】米国務省報道官は15日、中国がロシアと連携していることに懸念を表明、ウクライナをめぐってロシアに味方する国は「歴史の間違った側」に立つことになると警告した。

 報道官は「中国は中立を主張しているが、今なおロシアと緊密な関係にあるのは行動を見れば明らかだ」と述べた。

 中国の習近平(Xi Jinping)国家主席はこの数時間前、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領と電話会談し、中国はロシアの「主権と安全保障」を支持すると表明していた。

 中国はロシアのウクライナ侵攻を非難していない。一方で西側諸国による対ロシア制裁やウクライナへの武器供与を批判。そうした行動を通じて外交面でロシアを支援しているとみられている。

 報道官は「(ウクライナ侵攻が始まってから3か月以上が経過したにもかかわらず)中国はいまだにロシア側に立ち、世界中でロシアのプロパガンダを繰り返している。国際機関においてはロシアを擁護し、ウクライナでのロシアの残虐行為をやらせだと否定している」と指摘。

「ウラジーミル・プーチンに味方する国は、歴史の間違った側に立っていることに必ずや気付くことになるだろう」と警告した。(c)AFP