【6月19日 CGTN Japanese】ベトナムのドンダン駅に13日午前9時55分、中国南部の広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)の南寧国際鉄路港を出発した貨物列車が到着しました。列車にはラミネートコート紙、プルトップ缶などが満載されており、11時間25分をかけて到着しました。所要時間は従来の貨物列車よりも6時間ほど短縮されたとのことです。

 この列車は中国・ベトナム間の越境貨物列車が開設されて以来、南寧とドンダンを最短時間で結びました。この列車は、企業が出荷地において「ワンストップ」で税関通関や検査などの手続きを完了することができ、国境を通過する際にその他の通関手続きの必要がない、「鉄道エクスプレス」のモデルです。関係部門によれば、中国・ベトナム間の越境コンテナ貨物列車は2017年11月末に開設されて以来、5年近くにわたり累計834本も安定して運行されました。今年に入ってからは前年同期比26.5%増の147本が運行されました。

 中国・ベトナム間の貨物列車はすでに中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の経済貿易往来の「直行便」になりました。この列車は同時に、中国とASEAN諸国を結ぶ陸路の国際貨物列車であり、「中欧班列」の重要な構成部分でもあります。今年もコロナ禍が世界経済に深刻な悪影響を及ぼしていますが、中国とASEANの貿易は依然として力強く発展しています。中国とASEANの協力の発展は、まさに「高速道路」を走行しているような状況です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News