【6月15日 CGTN Japanese】中国最北地域の高速鉄道となる黒竜江省(Heilongjiang)のハルビン市(哈爾浜、Harbin)と伊春市(Yichun)を結ぶ哈伊高速鉄道は14日、建設に段階的な進展があり、先行工事の橋梁杭基礎プロジェクトが順調に完工し、架設工事に向け堅固な基礎を固めたとのことです。

 哈伊高速鉄道の鉄力ー伊春区間は、中国初の永久凍土区を横断する高速鉄道で、沿線には14の島状永久凍土帯が分布しており、最深部の厚さは3メートルに達しています。工事では軟弱土路盤、凍土路盤など多くの技術的難題を解決し、中国初の高速鉄道橋梁の永久凍土杭基礎工事を完了しました。

 哈伊高速鉄道の鉄力ー伊春区間は中国で現在建設中の最北端の高速鉄道で、鉄力市から伊春市に至る全長111.4キロ、設計時速は250キロで、鉄力、日月峡、伊春西の三つの旅客ターミナルが設置されています。哈伊高速鉄道全線が完成すれば、ハルビンを中心とした2、3時間の交通圏が形成され、地域の経済発展がさらに加速し、市民の移動がより便利でスピーディーになるとみられています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News