【6月15日 AFP】ウクライナのハンナ・マリャル(Hanna Malyar)国防次官は14日、ロシアの侵攻に対抗するため西側諸国に供与を要請した武器について、これまでに約10%しか届いていないと語った。

 マリャル氏はテレビ番組で「ウクライナがいかに奮戦し、わが軍の練度がいかに高かろうと、西側のパートナー諸国の支援がなければこの戦争に勝つことはできないだろう」と述べ、武器提供に要する時間の短縮を訴えた。

 さらに、武器の入手が遅れれば遅れるほど、ウクライナが払う犠牲は大きくなり、ロシアに奪われる領土の面積も大きくなるとして、武器供与に「明確な期日」を設定する必要があると主張した。

 ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領も西側諸国に重火器の提供を繰り返し要請。欧州の一部指導者の「抑制的な振る舞い」により、「武器供与が大幅に遅れている」と非難している。(c)AFP