【6月14日 AFP】フランスのセバスチャン・ルコルニュ(Sebastien Lecornu)国防相は13日、リトアニアに榴弾(りゅうだん)砲18両を売却すると発表した。ロシアによるウクライナ侵攻を受け、リトアニアは軍事装備品の増強を進めている。

 リトアニアのアルビーダス・アヌシャウスカス(Arvydas Anusauskas)国防相も「(自走榴弾砲の)カエサル(Caesar)18両をフランスから購入する 」とツイッター(Twitter) に投稿し、軍事力を「大幅に強化することになる」と書いた。

 欧州連合(EU) と北大西洋条約機構(NATO) の加盟国であるリトアニアは、安全保障上の脅威の高まりを背景に、2022年の国防費に3億ユーロ(約420億円)の追加拠出を決定した。

 リトアニア、ラトビア、エストニアのバルト3国は、ウクライナに軍事装備品を供与し、人道援助を行っている。

 リトアニアでは、ウクライナにトルコの無人攻撃機「バイラクタルTB2(Bayraktar TB2)」 を提供するためのクラウドファンディングが行われ、500万ユーロ(約7億円)以上が集まった。(c)AFP