【6月14日 CGTN Japanese】中国の東部に位置する江西省(Jiangxi)景徳鎮(Jingdezhen)の古陶磁器ジーンバンクがこのほど、オープンしました。古陶磁器に関する情報を全面的に収集し、その保護と陶磁器文化の発信に役立つことが期待されています。

【写真特集】青磁、白磁、磁器工房を拝見

 景徳鎮古陶磁器ジーンバンクはこの40年近くの間、景徳鎮の官窯と周辺地域に点在する民窯から出土した陶磁器の標本を集めて、断片や粉末、薄片、断面など4種類の遺伝子として作成し、理化学分析のニーズに対応するとともに、古陶磁器の遺伝子検索や可視化分析などのサービスを提供します。

 景徳鎮古陶磁器ジーンバンク第1期プロジェクトは、明代の官窯から出土した陶磁器の標本を中心に、約1万枚の遺伝子標本を作製します。将来的にはさらに規模を拡大し、唐末期から清末期までの約1000年間にわたる5万枚もの古陶磁器遺伝子標本を作る計画です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News