【6月14日 CGTN Japanese】13日、中国の南方は再び強い雨に見舞われ、水利部は12日正午に南方7省の大雨状況に対して洪水防御のIV級緊急対応をスタートさせました。南方各省は降雨状況の変化に基づき緊急対応を開始し、迅速な対応措置を講じています。

 低気圧と寒気の影響を受け、広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)では大雨がどんどん激しくなっています。雨が降り続いたため、広西チワン族自治区の郁江、南流江、賀江および西江中下流の流域など33河川の39の水文所で警戒水位を超える洪水が観測されました。

 福建省(Fujian)では、連日の豪雨で多くの地域で被害が発生し、一部の地域では鉄砲水や土石流などの土砂災害が発生し、被災した農村地域では、道路や田畑の冠水などの被害が起きています。

 広東省(Guangdong)の気象当局は13日午前10時現在、二つの大雨赤色警報、10の大雨黄色警報、八つの大雨オレンジ色警報を発令し、広東省北部の山間部では強い雨とそれによる局地的な鉄砲水、土砂崩れなどの二次災害が発生する恐れがあると注意勧告が出されています。

 13日、中央気象台は大雨黄色警報を発令しました。13日から14日にかけて、湖南省(Hunan)南部、江西省(Jiangxi)南部、浙江省(Zhejiang)南部、福建省、広西チワン族自治区、広東省、雲南省(Yunnan)、貴州省(Guizhou)などでは激しい雨が降り、一部の地域では非常に激しい雨が降るだろうという予報を出しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News