【6月14日 AFP】サッカーの規則作成を行う国際サッカー評議会(IFAB)は13日、カタール・ドーハで年次総会を開き、トップレベルの大会における5人交代制の恒久化を発表した。オフサイドを半自動で検出するシステムについても、今年のW杯カタール大会(2022 World Cup)での導入が迫っているという。

 選手の5人交代制は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を受け、2020年に初めて認められていた。

 国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)会長は総会後、交代枠の拡大は「全サッカーコミュニティーからの強い支持」を受けてのものだと述べた。また、11月21日に開幕するW杯で半自動オフサイドシステムが使用されるかどうかについては、専門家が今後決めると明かした。

 同システムは、すでに昨年のアラブカップ(Arab Cup 2021)や今年のクラブW杯(2021 FIFA Club World Cup)で試験導入されており、FIFAの審判委員会会長を務めるピエルルイジ・コッリーナ(Pierluigi Collina)氏は、W杯での導入に「自信」を示している。

 IFABは他に、1試合における控え選手の登録人数上限を12人から15人に変更することも発表した。(c)AFP