【6月11日 AFP】男子テニス、ボス・オープン(Boss Open 2022)は10日、シングルス準々決勝が行われ、元世界ランキング1位で現在同68位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は7-6 (7-4)、6-3で大会第1シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)を撃破し、準決勝に駒を進めた。

 前の2試合で直面した強風がこの日は吹いていなかったと話した35歳のマレーは、世界ランキング5位のチチパスを相手に絶好調のサーブを披露。同選手と過去に対戦したのは昨年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)の一度だけで、この時は敗れていた。

 2016年以来となる世界トップ5選手からの白星を挙げたマレーは、3度目のマッチポイントで勝利を決めた試合を振り返り、「コンディションが良かった」とコメント。「どちらも試合を通じてサーブが絶好調だった。チャンスが非常に限られていて、どちらもあまり好機をつくり出せなかった」と続けた。

「勢いを持って第2セットに入っていけた。できるときにトライして、決め切るのが大事だった」とも話したマレーがATPツアーでベスト4入りするのは、準優勝した1月のシドニー・テニス・クラシック(Sydney Tennis Classic 2022)以来。11日の準決勝では、ニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)を迎え撃つことになった。

 キリオスはこの日の準々決勝を7-6(7-3)、3-0とリードしたところで、マートン・フチョビッチ(Marton Fucsovics、ハンガリー)が背中の痛みで途中棄権したことにより、勝利を手にした。

 マレーとの対戦成績は1勝5敗と負け越しているものの、最後に対戦した2018年のシンチ選手権(2018 cinch Championships)では勝っているキリオスは、「アンディと対戦するときはどうすべきか分かっている。彼はグラス(芝)コートのベテランだ」と警戒し、「慎重にサーブを打ち、相手のリターンにどう対抗できるか見極める」と語った。

 その他では、第2シードのマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)が3-6、6-3、6-4で第6シードの同胞ロレンツォ・ソネゴ(Lorenzo Sonego)に勝利して4強入り。オスカー・オッテ(Oscar Otte、ドイツ)は、ベンジャミン・ボンジ(Benjamin Bonzi、フランス)が腹痛で試合を棄権したため、不戦勝で準決勝進出を決めた。(c)AFP