【6月10日 AFP】タイは9日から、大麻を麻薬指定から除外し、所持したり栽培したりすることを認めた。

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 対象となるのは、向精神作用があるテトラヒドロカンナビノール(THC)の含有率が0.2%以下の大麻。所持・販売は合法化されたが、自宅以外での吸引は引き続き認められない。違反した場合、2万5000バーツ(約9万7000円)の罰金や3月以下の禁錮刑が科される可能性がある。

 首都バンコクの大麻ショップ「ハイランドカフェ(Highland Cafe)」には同日、多くの人が訪れた。共同オーナーのラッタポン・セーンラック(Rattapon Sanrak)氏(35)は「夢が実現した」「約10年間、合法化を求め闘ってきた」と述べた。

 タイでは2018年、麻薬規制が厳しいことで知られる東南アジアで初めて、医療用大麻が合法化された。(c)AFP