【6月8日 CGTN Japanese】中国で7日、全国統一大学入学試験「高考」が始まりました。北東部に位置する黒竜江省(Heilongjiang)ハルビン市(Harbin)のある試験会場で、1人の受験生が身分証明書を紛失したことに気づき、入場できなくて困っていたところ、勤務中の警察官に助けられ、速やかに臨時証明書を発行してもらい、無事に試験を受けることができました。 

 7日午前8時10分ごろ、ハルビン市呼蘭区実験中学校の校門前で秩序維持に努めていた警察官が、焦った面持ちで何かを探している受験生に気づきました。受験生が身分証明書を紛失したため試験会場に入れないことを知ると、警察官はすぐに市公安局呼蘭支局の戸籍管理部門に連絡。受験生のために臨時身分証明書を特別に発行する手続きを行い、車で支局に向かって臨時身分証明書を受け取りました。受験生が紛失に気づいてからその間わずか10分です。 

 警察官は、試験会場に戻る途中、道路が渋滞したため車から降りて走り、臨時身分証明書を受験生に渡し、安心して受験するよう言いました。受験生は警察官に感謝を伝え、試験会場に入っていきました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News