タイの元警察署長、殺人で終身刑 尋問中に拷問
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【6月8日 AFP】タイ・バンコクの中央汚職・不正・刑事裁判所は8日、高級スポーツカー好きから「フェラーリのジョー(Joe Ferrari)」の名で知られていた警察官に対し、尋問中に容疑者を拷問し死なせたとして、終身刑を言い渡した。
地方の警察署長だったティティサン・ウッタナポン(Thitisan Utthanaphon)被告(41)は、豪勢な暮らしぶりで有名だった。事件をめぐっては当初、秘密裏に処理されていたことから国民の怒りを買った。警察の残虐行為や汚職問題が珍しく浮き彫りとなった。
警察内部から流出した映像には、ティティサン被告と警官6人が尋問中に、麻薬密売容疑が掛けられていた男から6万ドル(約800万円)を脅し取ろうとして、頭にプラスチック袋7枚をかぶせて窒息死させる様子が捉えられていた。
当初は死刑を宣告されたが、減刑され終身刑となった。被害者を蘇生させようとしたことや葬儀費用を負担したことなどが考慮された。
殺された男性の父親は判決を受け、「警官7人全員が教訓を学び、罪を償うべきだ」と述べた。
ティティサン被告以外の警官6人のうち5人には終身刑が、残り1人は禁錮5年4月が言い渡された。
弁護団によると、7人は1か月以内に上訴できる。(c)AFP