【6月12日 CGTN Japanese】中国で自主設計・建造・調整された初の深海多目的パイプシステムが北京市近隣にある天津港保税区に引き渡されました。パイプシステムの完成は中国の海洋石油ガスの海中生産設備の自主研究開発や設計、製造、テスト技術の大きな進歩を意味しています。

 海中パイプは海中にある各油井を結んで設置され、石油およびガスの収集、電力と液圧の分配、海中におけるコントロールと監視などの重要な機能を果たし、海面下における「石油とガスの枢軸ステーション」とも呼ばれています。

 引き渡された多目的パイプシステムの内部には海中分配ユニット、コントロールモジュール、ルーターなど中国製の中核装置11機があり、中国海洋石油(CNOOC)海南支社所属の東方ガス田群の開発に利用されます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News