エリザベス女王後の英王室、待つのは斜陽か安泰か
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■改革
英大衆紙デーリー・メール(Daily Mail)はウィリアム王子について、父チャールズ皇太子や祖母エリザベス女王のやり方を尊重しながらも「君主制が存続・繁栄するには、王室はもっと敏感であるべきとの考えを持っている」と報じた。
今年3月、英連邦(Commonwealth)のカリブ海(Caribbean Sea)諸国を歴訪したウィリアム王子と妻のキャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)を待っていたのは、英王室に抗議し過去の奴隷貿易を非難するデモだった。
同紙は「王子は40年後を見据えている。君主制が(英連邦加盟国間)のギャップを埋める力であり続けることを望んでいる」と言う。またウィリアム王子は、英連邦における君主制の影響力縮小についても前向きな態度を示している。
英連邦加盟国の一つ、バルバドスは昨年11月、エリザベス女王を元首とする立憲君主制を廃止した。だが先のヘーゼル氏は、その動きが英国に波及効果をもたらすことはないとみる。
英国が共和制になるには国民投票を経ることになるだろう。だが、それを求める声は今のところなく、政治的に有利に働くことだともみなされていない。
何よりも「英国は事実上、共和制です」とヘーゼル氏は言う。
「わが国の君主制は議会主義的君主制であり、立憲君主制です。つまり王室には、効力のある政治権力が何らありません」
「だから(人々が)国家元首に容易に共感したり、国家元首やロイヤルファミリーに対して一体感や忠誠心を感じたりしやすいのです」 (c)AFP/Martine PAUWELS