【6月6日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーメジャー第2戦、全米女子オープン(US Women's Open Championship 2022)は5日、米ノースカロライナ州サザンパインズ(Souhern Pines)のパインニードルズロッジ&GC(Pine Needles Lodge & Golf Club、パー71)で最終日が行われ、通算13アンダーを記録したミンジ・リー(Minjee Lee、オーストラリア)が大会最少スコアとなる「271」で優勝した。

 26歳のリーは最終日をイーブンパーでまとめ、2位に4打差をつけて優勝。昨年のエビアン選手権(The Evian Championship 2021)に続くメジャー2勝目、米ツアー通算8勝目を挙げた。リーは「言葉が出ない。今は信じられない」と話し、「本当に格別。小さい頃からの夢だった」と喜んだ。

 オーストラリアの女子ゴルファーでは、カリー・ウェブ(Karrie Webb、オーストラリア)が同じパインニードルズで2001年に全米女子オープンを制しており、その足跡をたどったリーは「ずっと勝ちたいと思っていた大会だから、いっそう格別だし、今は最高の気分」とコメントした。

 4日間の合計スコア「271」は、1996年にアニカ・ソレンスタム(Annika Sorenstam、スウェーデン)、1999年にジュリ・インクスター(Juli Inkster、米国)、2015年に田仁智(Chun In Gee、チョン・インジ、韓国)がマークしていた「272」を一つ上回る大会最少記録となった。

 今大会は女子ゴルフ史上最高となる賞金総額1000万ドル(約13億円)が用意され、リーは過去最高の優勝賞金となる180万ドル(約2億3500万円)を手に入れた。

 4打差の2位には、最終日を「72」で終えた張替美那(Mina Harigae、米国)が入った。韓国のチェ・ヘジン(Choi Hye-Jin)が6打差の単独3位に入り、世界ランキング1位の高眞榮(Ko Jin Young、コ・ジンヨン、韓国)が7打差の4位、リディア・コー(Lydia Ko、ニュージーランド)が8打差の5位に続いた。

 日本勢では小祝さくら(Sakura Koiwai)が通算3オーバーの20位タイ、畑岡奈紗(Nasa Hataoka)が通算5オーバーの28位タイ、西郷真央(Mao Saigo)が通算8オーバーの44位タイ、アマチュアの馬場咲希(Saki Baba)が通算9オーバーの48位タイ、高木優奈(Yuna Takagi)が通算19オーバーの69位で大会を終えた。(c)AFP