【6月6日 AFP】(更新)2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選は5日、プレーオフ決勝が行われ、ウェールズが1-0でウクライナを下し、64年ぶりのW杯出場を決めた。ウェールズ主将のギャレス・ベイル(Gareth Bale)は、同国史上最高の結果だと喜んだ。

 ウェールズのホームで行われた試合はウクライナが支配する展開となったが、ベイルのFKがウクライナの主将アンドリー・ヤルモレンコ(Andriy Yarmolenko)に当たってゴールとなり、これが決勝点となった。

 ベイルは試合後、「ウェールズサッカー史上最高の結果だ」と話し、「うれしすぎて言葉が出てこない。母国の最高のファンのためにやった。今はこの感情を言葉では表現できない」と語った。

 一方のウクライナは、ロシアの侵攻後初の公式戦となった前週の準決勝でスコットランドを下したが、戦禍の母国を鼓舞する夢のW杯出場はならなかった。

 ウクライナのオレクサンドル・ペトラコフ(Oleksandr Petrakov)監督は「やれることはすべてやった。ウクライナの人たちには、われわれのチームと努力のことを覚えていてほしいと心から思う」と述べ、「得点できず申し訳なかったが、これがスポーツだ」と話した。(c)AFP/Kieran CANNING