【6月4日 AFP】競馬の英国オークス(2022 Epsom Oaks)が3日に行われ、アイルランド出身のエイダン・オブライエン(Aidan O'Brien)調教師が同国クラシックレース歴代単独1位となる通算41勝目を挙げた。

 52歳のオブライエン氏は、これまで1000ギニー(1000 Guineas)で7度、2000ギニー(2000 Guineas)で10度、ダービー(Epsom Derby)で8度、セントレジャー(St Legers Stakes)で6度優勝しており、今回の通算10度目となるオークス制覇で、19世紀の調教師ジョン・スコット(John Scott)氏と共に保持していた記録を更新した。

 この日のレースでは、1番人気のエミリーアップジョン(Emily Upjohn)がスタートでつまずき大きく出遅れながらも、フランキー・デットーリ(Frankie Dettori)騎手の手綱で脅威の追い上げを見せた。

 しかしながら、オブライエン氏が調教するチューズデー(Tuesday)が僅差を制し、2016年の全姉マインディング(Minding)に続くオークス制覇を果たした。

 これまで自画自賛したことはないオブライエン氏は、この勝利を「信じられない」と喜び、母国ティペラリー県(County Tipperary)にある自身の厩舎(きゅうしゃ)のチームワークを称賛した。

 チューズデーに騎乗したライアン・ムーア(Ryan Moore)騎手は、オブライエン氏への惜しみない称賛を口にし、「彼は素晴らしい。細心の注意を払っている」と述べた一方で、「あんな彼の姿は見たことがないし、これから先もないだろう」と語った。(c)AFP