【6月4日 AFP】スペインのアルベルト・ガルソン(Alberto Garzon)消費相は3日、テレビゲームの「ルートボックス(課金ガチャ)」を規制する法案を近日中に提出する方針を明らかにし、若者が依存に陥るリスクがあると警告した。

「ルートボックス」は課金してゲーム内アイテムをランダムで獲得するもので、必ずしも有用なアイテムが手に入るとは限らない。そのため、ギャンブルと同様の行為を助長しているとの批判が広がっている。

 ガルソン氏は独立系ラジオ・ラディオカブレ(Radiocable)に対し、「これはギャンブルと同じようなものだ。ストレスから経済的破綻まで、プレーヤーにさまざまな問題を引き起こす強迫的な消費行動を伴うからだ」と述べ、「最終的に課金額が積み重なり、ギャンブル依存症につながる可能性がある」と警告した。

 また、こうした機能はとりわけ「18歳以下を対象としている」と述べ、保健省の統計を引用して昨年はユーザーの最大30%が「ルートボックス」に多額の課金をしていたと説明した。(c)AFP